人ならざる者

実は空中庭園からのイベントはかなり前にメモしてるんですよ。だから、そのとき書いたものです。そうじゃなきゃ、こんなにたくさん早く書けないよ。


ロストールの酒場

ロストールに入ってすぐのところにある酒場に行ってみると、みなれない人が私のところにやってきました。

ツェラシェル「よう。俺はツェラシェル。もとは天空神ノトゥーンの神官だ。とは言っても、今じゃ見てのとおりだ。まあ、仲良くやろうぜ。」

見てのとおりって言われても、あたしにはよくわからんよ。結構カッコイイのと、神官に見えないのは確かだけどさ。そんな私の反応はお構いなしにさっさと彼は話し始めました。

ツェラシェル「んで、さっそくだが、今日はお前にいい話を持ってきたんだ。お前もよく知っているレムオンの話さ。」

ミネルヴァ「ふーん。それで?」

とは言ったものの、な〜んかイヤな予感・・・。

ツェラシェル「何年か前、奴の母親が死んだころ、俺は、カミラっていうダルケニス族の女性について調べまわってたんだ。ってのも、その母親が死に際に奴をまくらもとに呼んで爆弾発言したらしくてな。」

ミネルヴァ「爆弾発言?」

ツェラシェル「ほら、よくあるだろ?あなたの本当のおかあさんは・・・ってな感じの奴さ。何が言いたいかはわかったろ?で、俺は奴がダルケニスだっていう決定的な証拠が欲しいわけさ。で、お前のその立場を上手く使って、奴の尻尾をつかんでほしいんだ。うまくいったら、王妃様が召し抱えてくださるってよ。どうだ?奴を売る気はないか?」

失礼しちゃうわね〜。仮にもお兄様となった人をそんなに簡単に裏切ることするわけないじゃん。私の信用にも関わるわ!あまりにもムカついたので、その場から出ていっちゃった。そしたら、彼は・・・。

ツェラシェル「ふーん。それが答えってわけか。ま、いいさ。それなら俺が、俺の流儀でやるだけだ。じゃあな。」

・・・そうか、レムオンの秘密っていうのがやっとわかってきた。ダルケニス族・・・人間に恐れられる存在でありながら、人間社会に紛れ込んで生活しているみたい。普段はとても理性的で紳士的な性格、人間に噂されるような凶暴な種族じゃないんだけどね。外見は人間と変わらないんだけど、吸血能力によって他者の生命力を自分のものにできるらしいの。新月の夜の完全な能力開放によって強固な理性を持ってしても、吸血衝動が抑えられなくなるんだって。だからかなあ、人間に恐れられているのは。正体さえ知られなければダルケニス族は人間に害を及ぼすことなんてないのに。だけど、人間は彼らを偏見のまなざしで見ちゃうから・・・本当にかわいそうだよね、そんなのって。でも、私一人がそう思っても人々の偏見は変わらない。それなら、私がレムオンを守るしかないよね!

新月の夜

疲れたのでロストールの宿屋に泊まりました。どうやら、その夜はツェラシェルもここに泊まってるみたいです。真夜中になってツェラシェルがどこかに行くみたいだったのでとっても気になってあとをつけることにしました。宿屋の主人にことわりを言いました。

宿屋の主人「おや、あなたも外出ですか?今日は新月のようです。どうぞお足元に気をつけて。」

そうか!今日は新月なのね!ってことはレムオンが危ない!

急いで後を追っていくとやはりレムオン邸にいったみたいです。レムオン邸の門番が倒れています。そこにはもう一人いました。・・・ってあれ?ゼネテス?

ゼネテス「ミネルヴァか。」

私が不振な顔をしてたのでゼネテスはすぐにこう答えました。

ゼネテス「いや、これは俺がやったんじゃない。酒場で飲んでたら、外を知ってる奴が歩いて行ってな。一緒に飲もうと思って追ってきたらここについたってわけさ。」

ミネルヴァ「それってツェラシェルでしょ。もしかして・・・。」

ゼネテス「ああ。確かに何かやばい感じがする。・・・行ってみるか。」

ミネルヴァ「ええ。」

ゼネテスと一緒にレムオン邸に入りました。夜中のせいか、中は真っ暗でした。鼻の悪い私にも匂いが感じとれました。

ゼネテス「何だ?・・・この匂い・・・。こんな真夜中に、香をたいているのか?向こうからか・・・。よし、いくぞ、ミネルヴァ!」

私たちが匂いのする部屋まで入っていくと、案の定ツェラシェルがいました。

ツェラシェル「どうした、ふたりとも?こんな真夜中に騒々しいな。まあ、いいさ。ちょうどこっちも準備が終わった。ほら、そろそろだ。」

ミネルヴァ「準備?」

ツェラシェル「この香の匂い、何だかわかるか?これは新月の香っていうシロモノでな。まあ、俺たち人間にとってはただの香なんだが、ダルケニス族には強力な覚せい作用があってな。」

ミネルヴァ「な・・・何!?」

レムオン「う・・・ぐあぁっ・・・!」

ミネルヴァ「レムオン!」

レムオンをよく見ると、髪の毛とかがいつもと違っていました。しかも、今にも暴れそうなカンジです。

ツェラシェル「ほらな。こんな風に、ダルケニス族は我を忘れてしまうってわけさ。」

レムオン「ウウ・・・グッ、ググ、ア・・・アア・・・ガアアアア!!!!ウウグガアアアアッ!!」

レムオンはツェラシェルをおもいっきり殴りました。ツェラシェルは殴り飛ばされました。

ツェラシェル「がは・・・っ!」

レムオン「ガアアァッ!血・・・、血・・・、血・・血!」

そこに二人の女性が現れました。前に街道で会った双子です。

ヴァイライラ「兄さん!大丈夫ですか!?」

ヴィアリアリ「こいつっ!!」

ツェラシェル「よせ。ヴィア。無茶して奴と戦うことはない。」

ヴィアリアリ「でもこいつ!兄さんを!!」

ツェラシェル「そんなことは構うな。俺たちの仕事は終わった。あとは奴を放っておけばいい。このまま街へ出て暴れまわって誰かの血でも吸ってくれれば、晴れて奴はダルケニスのおたずね者だ。行くぞ、ヴァイ、ヴィア。」

へ〜あの双子ってツェラシェルの妹なんだ〜。みんな美形だなんてうらやましい。ま、私も負けてないけどね!それにしても、奴らはムカつくわ!

ミネルヴァ「なんてことしてくれるんだよ!」

ツェラシェル「これが俺のやり方だ。悪く思うなよ。」

レムオン「ウガアアアア!血!血ィアアアア!!」

相変わらずレムオンは暴れてます。どうしよう・・・。

ゼネテス「こりゃ、ちょっとマズイかもな。手荒になるが、目を覚まさせてやるか。普段のレムオンじゃない。気を抜くなよ、ミネルヴァ!」

ゼネテスと一緒に戦いました。この前のレムオンよりもずっと強くなってました。でも、ゼネテスがいたのでレムオンを抑えることができました。

ゼネテス「んー・・・、やりすぎたかな?」

ミネルヴァ「そんな〜死んじゃったの?」

ゼネテス「ま、大丈夫か。息してるし、見た目も元に戻ってる。しばらくすりゃ気がつくだろう。んじゃ、あとは頼むわ。任せたぜ、ミネルヴァ。」

ミネルヴァ「えっ、ゼネテスも一緒にいようよ。」

ゼネテス「いや、俺は帰っとくわ。俺に助けられたなんて知ったら、かえって面倒になりそうだからな。そんじゃ、おやすみな。ミネルヴァ。」

ゼネテスは帰ってしまいました。私はレムオンの介護をしました。

ミネルヴァ「レムオン!しっかりしてよ!」

ようやく気がついてくれました。

レムオン「・・・ミネルヴァ。ここで・・・何を・・・?」

でも、すぐにさっきのことを思い出したようです。

レムオン「!!・・・貴様。見た・・・のか・・・!?・・・出て行け。出ていくのだ。」

レムオンは私に自分がダルケニスであることを知られて相当ショックを受けていました。私だけならまだしも、エリスに知られてしまうことのほうがもっと・・・。もう少し私が早く気がついていればこんなことにはならなかったかもしれません。それが私にはくやしかった・・・。どうしてもレムオンを救いたかったのに・・・。


はあ、他の人達はイベントの進め方によって救うことができるのに、レムオンだけはどうやっても救えないんですよね・・・。どうしても救いたかったのに。主人公の無限の可能性さえも疑ってしまいかねないイベントですよ〜(涙)。求む、完全版!!

冒険日記にもどる    進む

2style.net