冷血の貴公子レムオン

やっとレムオンのことが書けるわ!長い道のりだった。


レムオン邸

私は冒険者として生きていくことにしたんだけど、ちょっと気がかりなことがありました。いわずと知れたあの、レムオンのこと。しかも、変な成り行きでノーブル伯なんて称号ももらっちゃったのはいいけれど、あの時の話でボルボラが死んだ後の統制とか言ってたでしょ。あたしがなんかしなきゃいけないのかな〜。でも、ノーブルに入れないしね〜。私はさっそくレムオン邸に行きました。

レムオン「まったく話しにならん!」

ミネルヴァ「ど、どうしたの?いきなり大声出して。」

レムオン「貴族どものことだ。無能なうえに視野が狭い。都合のよい妄想はできるくせに、まっとうな想像力はない。あいつらをまとめて、雌狐に対抗せねばならぬと思うと気がめいる。フッ、ま、雌狐の方もノヴィンという厄介者をかかえているのだから対等か。しかし、宮廷で才覚のある人間が、雌狐ひとりというのもお寒い話だ。このままではロストールも長くないぞ。ミネルヴァ、世界を見ろ。領主としての雑務は俺がこなす。世界を旅し、多くを見るのだ。俺は、従順な部下よりともに歩める同志が欲しいのだ。フフッ、俺としたことが・・・しゃべりすぎたな。」

言いたい事だけ言って、さっさとどこかへ行ってしまったレムオン。まあ、私に不利益なことはなにもないから別にいいんだけど。ともに歩める同志ねえ・・・。私はあんまり貴族のごたごたに付き合う気はないんだけどな〜。でも、やっぱりレムオンは気になる存在。だって、今まで会ったどの男よりも強くてカッコいいんだもん。気にならないわけ・・・ないでしょ?

ところが、それからはいくらレムオン邸に行ってもレムオンに会えません。そんなに忙しいのかな〜。会えなければ会えないほど、恋しさは倍増してしまうのです。はやく、会いたいな〜。なんで会えないんだろう・・・?(←それはストーリーストップさせてるからなのよ。)

ティアナ王女に会いに・・・

なので、私はレムオンの言う通りいろいろと世界を見てきました。ギルドの仕事をたくさんやってほとんどのソウルを身につけて、大陸一の冒険者とも言われたわ。そして、やっとレムオンに会うことができました。

レムオン「ちょうどいいところへ来たな。俺についてこい。」

私があからさまにいやな顔をしたので、こんな質問をしてきました。

レムオン「ひとつ聞く。俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?」

ミネルヴァ「そんなこと考えられないよ。」

レムオン「正解だ。」

なんておもしろくない答えなの!今度は違う答えにしよう!!

レムオン「ティアナ王女の部屋へ顔を出す。正体を見破られないよう気をつけろよ。」

というわけで、ティアナ王女のところへ行きました。

ティアナ「ようこそおいでくださいました。レムオン様。それにミネルヴァ様。おふたりが並んでいらっしゃると、とても兄妹には見えませんわね。まるで、友達同志のようですわ。」

レムオン「ただの友達なら、どんなに気が楽なことか。」

ティアナ「まぁ。ミネルヴァ様、意地悪なお兄様に似ていなくてよかったですね。」

ミネルヴァ「まったくだ。」

ティアナ「ふふふ。女ふたりを敵に回しては、勝ち目はなくってよ。」

レムオン「となれば、ティアナのフィアンセ殿を味方につける以外にないかな。」

ティアナ「どうぞ、ご自由に。その代わり、この部屋には二度とお通ししませんわ。何より、レムオン様があんな野蛮な人と手を組むとは思えませんけど。」

レムオン「完敗だ。さすがはエリス王妃のご息女だな。」

ティアナ「ふふふ。」

レムオン「長居した。そろそろ失礼しよう。」

ティアナ「まぁ、もうお帰りですの?お忙しいのですね。」

私たちは王宮を後にしました。それにしても、ティアナ王女ってホントにきれいだよね〜。なんて思ってたら、レムオンは失礼なこと私に言ったのよ!

レムオン「ティアナを見習って、少しは女らしい言葉遣いを覚えてはどうだ?」

ミネルヴァ「ふん!!」

レムオン「フフ、まぁ、似合わぬだろうがな。」

ホント、レムオンってば失礼でしょ!!去っていくレムオンの後姿におもわず「あかんベー」しちゃったわ。

でも、やっぱり気になるのでまたレムオン邸に行ってしまう。

レムオン「ちょうどいいところへ来たな。俺についてこい。ひとつ聞く。俺がお前の意向を少しでも尊重すると心の隅ででも思ったのか?」

ゲームだから同じ質問を何度もするのね。よし!今度は・・・

ミネルヴァ「きっと尊重すると心から思っている。」

レムオン「何を白々しいことを言っている。俺がそんな男でないことはお前も知っているだろうが。」

前のよりはちょっといいか。でも、やっぱりもっとおもしろい答えがいいな。これからレムオンの性格変えてやろう!またティアナ王女のところへ行くみたいです。

レムオン「ティアナ様、今日は一段とお美しい。」

ティアナ「エリエナイ公爵様こそ、りりしくなっておいでです。うっとりしてしまいそう。」

な、なに!何なのこの会話!ちょっとびっくりだわ!

レムオン「ティアナ様、お相手を間違えておいででは?あなたのフィアンセは・・・」

ティアナ「あの人の話なら、やめてください。せっかくの楽しい時間が台無しです。」

レムオン「それが、結婚をひかえた女性のお言葉とはね。」

ティアナ「誰が結婚などするものですか!」

レムオン「ムキになるな。からかっただけだ。さて、そろそろ失礼するか。宮中の噂になってはかなわぬからな。」

ティアナ「ふふふ。大丈夫ですわ。きれいな妹君がご一緒ですもの。」

レムオンってば、それを聞いておもいっきり笑ったのよ!!失礼しちゃうわ!この私の美貌がわからないなんて!でも、よかった。私がいることはわかってるわけね。それにしても、貴族の冗談って私にはわからないわ〜。

ティアナ「また、いらっしゃってください。お待ちしてます。」

またまた、レムオンと一緒にティアナ王女の所へ。早くレムオンの性格変わらないかしら?

レムオン「お顔の色がさえぬな。何か不安なことでも?」

ティアナ「レムオン様はティアナのことをよくわかってくださるのですね。でも、大したことではありません・・・。」

レムオン「悩みの種はフィアンセ殿だろう?また無礼なことを?」

ティアナ「ち、違います。無礼などは・・・。」

レムオン「ほう、では何をやらかしたのだ?」

ティアナ「・・・もう、いいのです。あんな人のことなど考えたくありません。そうだわ。お菓子を焼いたのです。今、お出ししますわ。」

レムオン「悪いがあまり時間がない。今日はこれで失礼する。」

ティアナ「まぁ、残念です。また、いらっしゃってくださいね。ミネルヴァ様も。」

え〜〜、お菓子食べたかったのに〜〜!!

どうでもいいけど、なんでいつもティアナ王女の所へ行くんだろう?しかも最近、ティアナ王女元気ないし〜。それでも、私には結構やさしかったりするんだね。

レムオン「俺には礼はしないのか?」

ティアナ「礼儀知らずのお方にはそんな必要はありませんわ。」

レムオンには心当たりはないらしい。ちょっと困った顔してる。

ティアナ「くすっ。それでよいのです。・・・あの方もこのくらい、素直だったらいいのだけれど・・・。」

レムオン「・・・何か?」

ティアナ「い、いえ・・・あの・・・。」

レムオン「・・・王女には何か考えごとのようだ。わたしたちは引き上げるとしよう。」

ティアナ「・・・あ・・・あの、・・・ごめんなさい。」

ティアナ王女、なにか心配事があるみたいだから、今度私一人で王女のところに行ってみよう。


最後の会話について、私はよくわかりません。なんでレムオンに礼をしなかったのか・・・。単にゼネテスのこと考えてたってだけでしょうか?

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