猫屋敷の賢者

賢者の森をフラフラと歩いていると、小さな屋敷を見つけました。

オルファウス「おや、お客様のようですね。いらっしゃい、ようこそ猫屋敷へ。私はここの主オルファウス。どうそ、中へ。お茶でも飲みながらお話でも・・・。」

ミネルヴァ「いや、別に・・・通りかかっただけだし・・・。」

オルファウス「フフ、ここには偶然来るなんてことはあり得ないのですよ。私は運命なんて言葉は嫌いですがたぶん、大事な巡り合わせなんですよ。さ、どうぞ。」

年齢性別不詳の人はそう言ってさっさと、屋敷へ入っていきました。それじゃ、お言葉に甘えて・・・。

チャカ「姉ちゃん、どうするんだ。・・・逃げよっか。」

ミネルヴァ「なに言ってるの!」(バッシーン!!)

チャカ「いったあ!もう!すぐ殴るんだからなー!俺がバカになったら姉ちゃんのせいだぜ!ほんとに、もう!」

ミネルヴァ「口答えしないの!」(バッシーン!!)

チャカは少し頭が悪くなった。チャカのINTが1下がった。
チャカは少し打たれ強くなった。チャカのVITが1上がった。

チャカ「姉ちゃん、待ってよー。」

私は猫屋敷に入り、年齢性別不詳のオルファウスさんに今までのいきさつを話しました。

オルファウス「なるほど、大活躍だったんですねえ。さすがは無限のソウルの持ち主です。ま、ここに来るのが巡り合わせというのもわかりますねえ。くすっ、すいません。年を取ると独り言が多くなって・・・。・・・ま、とにかく、今、あなたは故郷を追われ、居場所がないんですよね。どうでしょう。あなたさえよければ、ここを中心に活動されては?」

ミネルヴァ「お言葉に甘えさせてもらうよ。」

オルファウス「くすっ。あなたのその気性、好きですよ。見せたい物があります。来てください。ミネルヴァ。」

オルファウスさんは隣の部屋へ行ってしまいました。チャカは来ないのかな?

チャカ「・・・姉ちゃんって大胆だよな。行くって言ったんだから行ってきなよ。俺はここで待ってる。なんかあったときには駆けつけるから。」

一人で隣の部屋へ行きました。

オルファウス「ま、それで、微力ながらお手伝いしようということで・・・、この子でも役立ててもらおうかな、と思うんです。この転送機は世界中のたいていの所から仲間を呼び出せるんです。」

そう言うと、突然この機械(?)からチャカが現れました!おお!!すご〜い!!

チャカ「あ、姉ちゃん!これ、どうなってるんだ?」

オルファウス「逆に、別れたい仲間を、望む所に送り出してやることもできます。」

チャカは消えてしまいました。これって、おもしろいな〜。

オルファウス「たぶん、この子は役に立ちますよ。あなたが将来、旅の途中で人と出会い、仲間を増やした時なんかにね。」

隣の部屋からチャカが来ました。

チャカ「ど、どうなってるんだよ、これ!?ね、姉ちゃん!」

オルファウス「うふふ、驚かせてしまってすみません。今後は呼び出す前にメンバーに都合を確認します。もう、こんなことはありませんから。・・・というわけでですねえ。一緒に旅する仲間を変更したくなったらこの猫屋敷に来てください。で、これだけの物を提供する代わりにひとつ、頼まれて欲しい事があります。聞いてもらえますか。」

ミネルヴァ「まあ、仕方ないね。いいよ、話して。」

オルファウス「ありがとうございます。では、お話しましょう。さっそくですが、闇の神器というのをご存知ですか?」

ミネルヴァ「知ってる〜。エストに聞いたから。」

オルファウス「闇の神器は全部で12種類あるんです。そのうちのひとつ、禁断の聖杯は持ち主に英知を与えることができます。その禁断の聖杯をねらっている魔人がいるんです。」

ネモ「破壊神ウルグの円卓騎士アーギルシャイアだ。」

チャカ「がしゃべった!」

ネモ「俺は猫じゃない。破壊神ウルグの円卓騎士のひとりネモだ!今は、力を封じられてこんな姿だがな。ま、それはいいとして、とにかくだ。アーギルシャイアの奴、強い合成怪物を作って、世界をおもしろ半分に破壊しようと考えてやがる。」

オルファウス「アーギルシャイアは、その合成怪物を作るための知識を、禁断の聖杯から得ようと、ねらっているんです。彼女は気紛れで残忍です。この前も闇の神器を奪うために村ひとつを焼き払ってしまいました。そんな悲劇を繰り返さないためにも、あなた方に聖杯を取ってきて欲しいのです。」

ミネルヴァ「って言われても、手がかりは?」

チャカ「姉ちゃんの言う通りだ。何か手がかりはないのか?」

ネモ「今、聖杯を持っているのは、ゴブゴブ団と名乗るゴブリンどもだ。聖杯の力で人間の言葉をしゃべれるようになっている。すぐわかるはずだ。」

オルファウス「くすっ。ネモは元の姿に戻るために彼らを操り、聖杯を盗ませたのですが、知恵を付けた彼らに見放されて、今もこの格好なんです。」

ネモ「うるさい!とにかく、このままでは奴らが危ない。それに最悪、アーギルシャイアが、奴らがいる町ごと焼き払うことだってあり得るんだ。ミイスのときみたいに!」

オルファウス「そういうわけで聖杯を取ってきて欲しいのです。お願いできるでしょうか?」

ミネルヴァ「努力してみるよ。」

オルファウス「うふふ。ありがとうございます。聖杯はここに持ってきてくれれば私が預かります。もっとも、私が信用できないなら、あなたが責任を持って預かってくれてもかまいません。そのあたりの判断はあなた方にお任せします。」

ミネルヴァ「わかった。」

オルファウス「それにしても、無限のソウルを持つものですかぁ・・・。竜王が目覚め、闇の門が開き、そして無限のソウルの持ち主が現れる・・・。運命の女神も本当にいたずらですねえ。くすくす・・・。・・・いや、これは失礼しました。ただの独り言です。すみません。私ばかり話してしまって。質問があればどうぞ。」

ミネルヴァ「無限のソウルってなんなの?」

オルファウス「フフ、それは秘密です。ま、おいおいわかりますよ。とりあえずはギルドで仕事をしていってください。他人のために働くことで魂を成長させていけばいずれ、わかってきますよ。」

他にも一通り質問しました。でも、なんだかよくわかんないや。

オルファウス「ま、そんな感じですかね。わかっていただけましたか?」

チャカ「えーっと、エンシャントの近くで禁断のゴブリンを探してしゃべる聖杯を手に入れる・・・??だ、ダメだ!覚えきれない!姉ちゃん、ちゃんと覚えといて!」

まったく、チャカってホントおバカね〜。そのくらいなら私はわかるよ。

オルファウス「世界を巡って、人に出会い、仲間を作ってください。その中で世界は様々な顔を見せてくれるでしょう。自由な旅を!」


やっとプロローグ終わりました〜。こんなに長いから最初はメモしたくなかったんだ。でも、レムオンお兄様のことを書きたかったから、ここでの公開となりました〜。私はこのパターンが一番好きなんです。冷血レムオンが切羽詰っりながらも、実はやさしい一面を見せてくれる・・・。そこに惹かれていく女主人公・・・っていう構図。一番はじめに見たってこともあるんですけど。しかし、最初は全然読んでいなかったのか・・・ゼネテストーカーになってしまったが(笑)

冒険日記にもどる    進む

2style.net