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ノーブルの町 私はひとりでノーブルの町を歩いていました。みんなにお話聞かないとね。RPGの常識! 悪い子リルビー「ボルボラ様の手下の俺の前にノコノコ現れるとは大した度胸だな、コラ!」 ミネルヴァ「生意気なこと言うんじゃない!!」(バッシーーン!!) 悪い子リルビー「ひいっ!ご、ごめんなさい!ウ、ウソですウソです!お、俺を殴らないで!」 まったく、ああいう生意気なこと言う奴に限って弱いんだから。だれがあんな風に育てたのかしら?親の顔が見てみたいもんだ。また話したら同じこと言うのかな? 悪い子リルビー「ちょっと腕が立つからってうぬぼれてっと、足下すくわれっぞ、コラ!」 ミネルヴァ「少なくてもあんたには負けないよ!!」(バッシーーン!!) 悪い子リルビー「ひいっ!ご、ごめんなさい!ウ、ウソですウソです!お、俺を殴らないで!」 あの性格、一生直らなそうね。 色白でちょっと顔がいい青年が私のところによって来ました。 エスト「あの・・・、ちょっといいかな?」 ミネルヴァ「はいはい。」 美形は大歓迎よ! エスト「僕・・・兄さんに会うためにこのノーブルに来たんだ。金髪で背の高い旅人を知らない?一見、すごく冷たそうなんだけど・・・。」 ミネルヴァ「う〜〜ん・・・。」 さっきの人のことかな〜。そういえば冷たそうなカンジだったけど・・・。 エスト「ホントはとってもやさしい頼りになる人なんだ。知らない?」 ミネルヴァ「ゴメン、知らないよ。」 エスト「そう・・・、ありがとう。あ、僕の名はエスト。・・・よかったら、君の名前を聞かせてほしいな。」 ミネルヴァ「ミネルヴァよ。」 エスト「ミネルヴァ・・・。ステキな名前だね。それじゃあ。」 いろんな所をふらふらしていたら、またエストに会いました。まだお兄さんには会えていないのかな? エスト「あ・・・、ミネルヴァ。や、やあ!さっきはいきなり話しかけて、しかも、さっさと行っちゃって・・・ゴメンね。」 ミネルヴァ「別に気にしてないよ。」 エスト「そう言ってくれるとホッとする。じゃ、あらためて、ちゃんと自己紹介するね。僕はエスト。考古学者。闇の神器というものについて研究しているんだ。闇の神器は破壊神ウルグの復活に使われた魔道器でね。ものすごい力を秘めているんだ。それを使えば、僕みたいにひ弱な男でもものすごく強い戦士や怪物をひとひねりにできるんだ。」 ミネルヴァ「強い力が欲しいの?」 エスト「フフ、別に僕は強くなりたくて、闇の神器を求めてるわけじゃないよ。僕はね、古代の魔法文明の力を借りたいんだ。闇の神器は古代の失われた魔法文明の技で造られた物なんだよ。その謎を解き明かすことができれば人類はものすごい力を手に入れることができる。そうすれば、みんなの生活が便利になる。みんなの暮らしが一気に向上するんだ。」 ミネルヴァ「へええ〜おもしろそう。そうなるといいね。」 エスト「・・・ありがとう。君にそう言ってもらえてうれしいよ。ふふ、君に研究の成果を見せてあげられるかもしれない。楽しみにしてて!じゃあ!」 さらにうろうろしていると、リルビーの女の子がぶつかってきました。私は全然大丈夫だったけど、その子は倒れちゃって、大丈夫かしら? ルルアンタ「ごめんなさい!だいじょうぶですかぁ!」 ミネルヴァ「私は大丈夫だけど・・・。」 ルルアンタ「フリントさんね、今日出発なの。だから、ルルアンタも急いでて・・・ごめんなさい!」 元気のいい子ね〜。・・・ん?フリントとか言ってなかった?今、宿屋にいけば会えるかな?さっそく宿屋に行ってみると・・・いたいた。 ミネルヴァ「フリントさん・・・さっきはどうもありがとうございました。」 フリント「いやいや、礼にはおよびませんよ。ミネルヴァさん。当然のことをしたまでです。それよりも、お気づきになりましたか?町の人の雰囲気を・・・。やっと立ち上がる気になられたようだ。」 ミネルヴァ「そうみたいですね。町のみんなの話によると、あなたも助言してくださったとか・・・。」 フリント「あなたの方こそ、大した仕事をなさったようですね。・・・予定より早く、事が運ぶようだ。」 ・・・?なんかちょっとあやしいわね〜。 ミネルヴァ「そういえば、さっきリルビーの女の子に会いましたよ。」 フリント「ルルアンタにお会いになりましたか。あのリルビーの女の子は私にとっての娘のようなものです。ほんとうにやさしい、いい子です。またノーブルに来たときにはお友達になってやってください。」 ミネルヴァ「ええ。それでは、失礼します。」 ただの旅の商人って言ってたわりには、あの身のこなしといい、さっきのセリフといい・・・。ただならぬ人だわ、きっと。そんな不安を抱えながら、私はチャカが待っている町の門へ急ぎました。ふらふらしていたからしびれをきらしているかな? レムオン「やっと用意ができたか?」 ミネルヴァ「へへ、ゴメン!」 チャカ「じゃ、姉ちゃん、行こうぜ。みんな森の奥で待ってるよ。」 ミネルヴァ「はいよ。」ノーブルの森 私たちはノーブルの森の奥まで行きました。みんな(といっても3人だけだけど)待っていました。 チャカ「みんな、聞いてくれ!!姉ちゃんと俺とこのレムオンって人であのボルボラの怪物を倒したんだ!」 たくましい若者「何!本当か!!これであのボルボラの力の大元がなくなったわけだ!」 ミネルヴァ「そういうこと!」 農場働きの男「今まであの怪物がいたからうかつに動けなかったが・・・今こそチャンスだ!」 若い兵士「きっと、あの怪物を恐れてボルボラに立ち向かう勇気が出せなかった町のみんなも立ち上がってくれるぞ!」 たくましい若者「今こそ立ち上がろう!ミネルヴァ!」 レムオン「・・・反乱などを起こせば町のもの全員が皆殺しにされるかもしれぬぞ。ロストールは身分のきびしい国だからな、反乱が失敗すれば無論のこと、成功しても軍隊に鎮圧されて皆殺しだ。代官のことはいずれカタがつく。町のことを考えるなら、反乱などやめておくことだな。」 この言葉を聞いて、反乱を起こすということに不安を感じました。さっきのフリントさんの言葉といい・・・なにかあるのかもしれない・・・。 たくましい若者「カタがつくだと!?ウソだ!貴族が俺らのことなど考えるもんか!」 若い兵士「それに、グズグズしていたら代官はリベルダムからもっと強い怪物を買ってくる!」 チャカ「そうだ!次は姉ちゃんでも勝てるかどうかわからない!そんときゃ長老たちは、姉ちゃんを代官にさしだそうとする!今立たないと俺たちは破滅なんだ!姉ちゃん!立ち上がろうって言ってくれ!そしたら、みんな立ち上がってくれる!」 ミネルヴァ「・・・反乱は・・・できない・・・。」 チャカ「なんでだよ!このままじゃ姉ちゃんが!!姉ちゃんがボルボラに・・・!!」 ミネルヴァ「ううん、やっぱりダメ。なんかイヤな予感がするの。」 チャカ「みんな、行こう!!俺たちだけでもボルボラを倒してみせる!!」 そう言って、チャカたちは行ってしまいました。もう、ちょっと待ちなさいよ! レムオン「バカどもが!大人しくしていれば、じきに俺が片をつけたものを!ミネルヴァ、あいつらだけでは返り討ちだ。急いでとめにいくぞ!!」 ミネルヴァ「うん。」 私はレムオンと一緒にチャカたちを追いかけました。もう、町の中まで行ってしまったようです。間に合うといいけど・・・。 レムオン「ミネルヴァ。いよいよ町に入る。お前の名前で中止を呼びかけるんだ。」 ミネルヴァ「わかった。」 そこへ、誰かがやってきました。あれは・・・フリントさん! フリント「それは困りますね。苦労してあおった反乱です。ぜひとも起こっていただかないと・・・。それに、もう遅い。すでに、町では騒ぎが起こり、代官ボルボラは死にました。」 レムオン「貴様が王妃エリスの密使、石火のフリントか。ボルボラを始末したのは貴様だな?」 フリント「さぁて?まあ、ボルボラは信用できない人物。いずれは切り捨てるべきコマでした。後戻りできない状況も必要でしたし、ミネルヴァさん、あなた抜きではいささか力不足のようでしたね。」 私は剣を抜きました。あたしはただ利用されただけなんて・・・許せない!! フリント「私にお腹立ちのようですな。でも、あなたを利用していたのは私だけではありませんよ?あなたのおとなりにいる男・・・、彼こそ、この地の領主、エリエナイ公レムオン・リューガです。」 ミネルヴァ「うそ!?」 私はレムオンを見ました。彼がここの領主だったなんて・・・! フリント「彼はこの地で反乱が起こり、その責任問題で失脚するのを恐れ、あなたを利用しているのですよ?」 そんな・・・もう・・・誰も信じられない・・・・。私は後ずさりしました。 レムオン「・・・・・・・・・・・。」 フリント「レムオン様。あなたの秘密についての密書、ボルボラより受け取っております。あなたは密書を取り戻さねば破滅。反乱にかまっているヒマはない。それと、ミネルヴァさん。反乱が表ざたになるのを恐れた長老に弟さんが捕まりましたよ。急いで助けに行かなければ、大変なことになりますよ。フフ、お二方の目的が食い違ってきたようですな。さて、いかがなさいますかな?それでは、ごきげんよう。」 フリントさんは去っていきました。どうしよう・・・。私ひとりでチャカを助けられるかしら・・・? |