熱中症とは?
体内や体外による暑さによって引き起こされる、様々な体調不良。
主に高齢者、子供への高熱環境。
ほかに労働中(改善傾向にあり)、スポーツ活動中に起こる。
体内の筋肉からの大量の発熱や、脱水などの影響により
寒い環境でも発症することがある。
また、運動開始後30分で発症した症例も過去にある。
熱中症にかかりやすい者
@
体力が未発達な者 ( 老人、子供 )
A
肥満傾向にある者
B
体調不良者 ( 疲労蓄積者 )
C
暑さに慣れていない者
D
風邪をひいていたり、発熱している者
E
軽くても怪我や故障を抱えている者
F
過去に熱中症に罹ったことがある者
G
性格的に 我慢強く、真面目、引っ込み思案な者
※ 普段からの家族の観察、練習時の指導者の観察 が 重要 ※
熱中症が起こりやすい条件
@
前日に比べ、急に気温が上がった場合
A
梅雨明け早々
B
気温は高くないが、湿度が高い場合
C
活動場所が アスファルト上、砂の上(照り返し)
D
普段と違う場所で活動している場合
E
休み明けや、練習初日
F
練習が連日続いた時の、最終日前後
※ 足の動きや、目の焦点がおかしいと思ったら要注意 ※
少しでも 「おかしい」 と感じたら、涼しい場所で休憩させ、
水分補給を行うこと。
熱中症の分類
T度 (軽症)
■ 四肢や筋肉に痛みを伴った痙攣 (腹痛が有る場合もある)
大量の発汗の中、水分のみ(塩分や電解質の含まれてないもの)
を補給していた場合に起こりやすい。(この段階での全身痙攣はない)
■ 数秒程度の失神
● 呼吸が速く 弱い ● 唇がしびれる
● 呼吸回数の増加 ● めまい
● 顔色の悪化
→ 運動をやめた直後におこりやすい
U度 (中症)
めまい、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐
↑の症状が重なり合って起きる。 ほかに……
血圧の低下、頻脈、皮膚の蒼白、多量の発汗 など
↑の ショック症状 が見られる。
この段階で、放置などの誤った判断をすると、V度へ移行する危険性あり
V度 (重症)
@
意識障害
A
おかしな言動、行動
B
過呼吸
C
ショック症状がU度に重なり合っている
体温調節機能の破綻による、全身の多臓器障害や多臓器不全により
死に至る危険性が非常に高い
熱中症の予防について
@
通常の自分の体重を自己管理
A
睡眠状態の把握
睡眠時間は 最低でも8時間 以上
普段から 就寝、起床の時刻を一定にしておく
B
怪我、故障の把握
軽い怪我や故障でも甘くみずに、
自己の運動量をコントロールする
C
発熱、疲労、下痢、貧血などの疾患はないか?
普段からの自己管理(家族の管理)が大変重要になるが
運動前日も翌日に備えて、また当日も日中に備えて、
睡眠、食事、休息を十分にとり(与え)、予防に努めること

おかんのアイディア
睡眠 ………… 「早く寝なさい! 明日練習(試合)でしょ!」なんて言っても
中々寝てくれない。 明日試合となればなおさら
緊張や興奮で、眠れないでしょう。
そんな時は、面倒でも添い寝してあげて下さい。
一緒に寝なくても、枕元で暫くお話してあげて下さい。
そして、頭にはアイスノン等の冷たい枕。
少しは緊張や興奮がほどけるかもしれません・・・。
食事 ………… 「もっと食べなさい!」というものの、こう暑くっては
食欲もわきませんし、食物も喉を通りにくい物です。
でも、食べないと必要な栄養が脳や足にいきわたらず、
運動中に倒れてしまいます。
そんな時に役立つのが、コーンフレーク&バナナ。
喉ごしも良く、バナナで運動に必要な当面の栄養も
補えます。 もしかしたら、それが胃を刺激して、
「もう少し食べたいな…」なんて言い出すかもしれません。
朝、甘いものを食べるのはとっても良いことなんですよ。
水分 ………… 水筒に沢山のスポーツドリンク。でも一日中運動している
子供にとって、水筒一本ではとうてい足りません。
多い子で500mlのペットボトルを三本買い足します。
水筒には氷を多めに入れて、市販のスポーツドリンクの
パウダーをそのまま持たせると結構経済的かも。
大抵の場所に水道はありますから。
熱中症の応急手当
常備しておくと便利なもの
@ 冷却剤 ( 凍らせた保冷剤、氷 etc… )
A 送風器具 ( うちわ、布 風がおきればOK )
B 水入り霧吹き ( 常温の水でOK )
C 生理食塩水 ( 塩分濃度 0.9% 痙攣用 )
D 携帯電話 ( 119に通報した場合は常に電源ON )
発症後20分以内に手当てを行うこと!!
【 現場での手当て 】
A 観察 意識 …… 名前を呼ぶ、軽く肩を叩く。
絶対に答えられる簡単な質問をする。
症状 …… 呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度
B 手当ての基本
涼しい場所に移動させる。
衣服を緩める。 症状に応じた冷却を行う。
意識がはっきりしている場合のみ、水分補給。
意識障害、吐き気がある場合は輸液が必要
なので、至急 119番 へ通報
< 意識が無い、応答が鈍い、言動がおかしい >
→ 必要な手当てをしつつ 119番 通報すること。
必要な手当て……
@ 気道の確保
A 呼吸の確認 → 呼吸が無かったら、人工呼吸を
B 脈拍の確認 → 弱い、停止 時は 心臓マッサージ
< 意識がある場合 > ※ 手当て後医師の診察を受けること
@
ふくらはぎや腹部の部分的痙攣
生理食塩水やスポーツドリンクを飲ませる。
痙攣箇所を冷水タオルマッサージする
A
数秒程度の失神
横向きに寝かせ、足を心臓より高くする。
( 心臓への血液量を増大させる )
B
顔面蒼白、脈が微弱
寝かせた状態で、足を心臓より高く上げる。
輸液が必要なので 119番 通報する。
C
飲水できる
スポーツドリンクを飲ませる。
飲水不可な時は 119番 通報する。
D
足先等 末端部が冷たい
その部分の保温と、さすりマッサージを行う
E
赤い顔色
上半身を高くして、寄りかかって座らせる。
その状態で安静。
F
吐き気、嘔吐
輸液が必要なため、至急 119番 通報。

いずれの場合も必要に応じた冷却処理を行うこと
<<< 現場での冷却 >>>
意識が無い場合は、意識が回復し「寒い」と訴えるまで冷却
【 冷却のポイント 】
@
震えを起こさせない
A
冷水タオルマッサージ + 保冷剤
B
保冷剤 + 霧吹きを体表面にかけて送風
C
やりすぎを恐れず、積極的に行う
→ 人間の体温は低温に強く、高温に弱い為
■ 冷水タオルマッサージと送風
衣類を出来るだけ脱がせて、体表面に水を吹きかける。
その上から冷水で冷やしたタオルで、全身、特に手足
( 末端部分 ) と体幹部をマッサージし、うちわ等で
送風する。 使用する水は常温でOK
■ 保冷剤などで冷却
保冷剤などを、両脇の下、頚動脈( 両耳の横 )
大腿部の付け根に当てる
■ 体表面に水をかけて送風 ( 気化熱を利用 )
霧吹きなどで、水を吹きかけてその気化熱で冷却。
震えを起こさせないよう、注意しながら繰り返す。
霧吹きの水は、ぬるま湯か常温の水でOK。
End more…・・まだまだ勉強中。