- NAMIX -

「ナミ×ねじまき島」

 今春も映画版ONEPIECEが上映されるのいうのはもはや知った話。その前に、去年の映画版ONEPIECE「ねじまき島の冒険」について触れておきましょう。映画館には行かなかった人でも、10月にはビデオ化もされているので見た人も多いはず。っていうかナミさんの花嫁姿が見れるんだからここに来る人の大半は見たことでしょう。と信じたい。

 思えばそれは3月の終わりのことでした。あの時のことは忘れもしまい。その時覚えた興奮は、決して想像だとか妄想が創りあげたものじゃなく、明らかに本物だったことをあらかじめ言っておきます。まさかあんなことが起ころうなんて!

 その日は、天気のいい絶好の映画日よりでした(映画に天気は関係ないけど)。楽しみにしていた「ねじまき島の冒険」を見に行く日。映画のポスターを見ると、ナミさんの花嫁姿。それとなぜかサンジが花婿姿でナミさんをお姫様だっこ。・・・。まぁよい。ちょっとだけ、東京ドーム10杯分くらいだけジェラシー沸くけど、ナミさんの花嫁姿が見られることは大きい。俺はそのまま映画館(東映)に向かいました。

 東映に到着。中に入っていくにつれ、自分がそこにいることにだんだん違和感を感じ始めたんですねー。周り見渡す限りチビッコチビッコチビッコチビッコ。明らかに「お子様ランチ」の卒業生である自分がそこにいることに憤りを感じました。まさかこんなにチビッコばかりだとは思ってもなかったんで。というかナミさん目当てで来た大きなお兄さんは結構居ると思ってたんですが全く居る気配無し。どうやらこの状況で唯一ナミ姫の下へ来ることが出来た勇者は自分だけだったというわけです。

 いよいよ上映開始。冒頭からナミさんの水着姿がまぶしい。サンオイル塗るサンジ、今だけなら許す!襲え!目覚めろ!なんて、ちょっとしか思ってなかったのでご安心を。どちらかと言うとジェラシー感じでサマーナイトでした。それより気になったのは自分がナミさんの輝かしい水着姿を見て、無意識のうちに何らかの生物的反応をしていないかということですか。何しろ周りがみんな無屈なチビッコなんで、1人だけ異常事態になるわけにはいかないでしょう。しかもこんなしょっぱなから。その場はなんとか無事やりすごしました。

 ついにナミさんの花嫁姿!美しい!美しすぎる!天使だ!あなたは天使だ!あなたのためなら全てを投げ出してもいい!一生一緒にいてくれや!なんて思ってても顔には出さないでいることが結構辛かったです。周りチビッコチビッコチビッコチボッコ。チボッコって何だ。

 それからも我慢するのが厳しくなるような悩殺シーンは続きます。特に縄で縛られてるナミさん見た時は脳細胞の10分の1は死んだんじゃないかという自信があります。まったく自分以外に大きなお兄さんがいないことが信じられない!それ以前にこの映画、R15指定くらいした方がいいよ!お子様が見ちゃダメー!

 ナミさんでいっぱいおっぱいだった「ねじまき島の冒険」もようやく終盤を迎えます。長かったようで短かった一時間。入場料1000円で一時間は高いと思ったけど、見え終えてから思えば安すぎるという感覚に変わってました。さて、デジモンはいいから帰ろうかと思ったところに大事な事を思い出す。「ジャンゴのダンス天国」これがあるじゃないか!踊るナミさん!見たい!見たい!見たいよう!

 時間にしてたった5分。されど5分。その5分という神がかり的な時間の為に俺はそのまま、この殺伐とした空気が未だ絶えがたく続く館内に残る事にしました。そしてこれからがスリルとサスペンスの本番だということを俺はまだ知らない。

 それから「ジャンゴのダンス天国」が始まるまではしばらくの間暇だったので、デジモンのファンには申し訳ないですが昼寝の時間としました。まったく回りからしてみれば可笑しな光景だったと思います。わざわざ東映まで来てしかもチビッコだらけの館内で映画も見ずに寝てるんだから。

 しばらくして、ついに始まった「ジャンゴのダンス天国」。噂には聞いてたけど、ほんとに短かったです。それでも滅多にお目にかかれないナミさんの華麗なダンスを見る事ができたんで大満足。ちなみに後でビデオ化された時は、このダンス覚えました。

 終わってみると寂しくなったので、いっそのこともう一回見てしまえということになりました。見るのは「ねじまき島の冒険」のみに定めて。結局3時間館内にいることになりましょうか。そして本日2回目のナミさんの花嫁姿。やはり2回目ということもあって、ストーリーに重視して見れたのが良かったです。何しろ1回目は刺激と興奮の連続で、ストーリーを理解する暇さえなかったので。

 2回目でも、いや、何回見てもナミさんの水着姿にはやられます。花嫁姿には惚れ直します。とは言え同じ事を書く必要はないのでこの辺りは省略。問題は、ラストに起こりました。

 ねじまき島崩壊というシーン。その時丁度起きた館内の突然の揺れ。それもハンパじゃない。グラグラと実感できるほど揺れだしたのです。関西の方の人はまだ記憶に新しいかと思いますが、ニュースでも話題になった震度5のあの地震がよりによってこんな時に起きたのです。

 今思い返して見れば、それは明らかに地震だったと言えるんですが、その時はこんな非日常的なことに素直に対応できなかったんですねぇ。シーンがシーンなだけに(ねじまき島崩壊中)、この揺れはてっきり東映側の特殊効果かと思ったんです。やけに凝ってるなぁと。一回目では無かったぞ、なんか得した気分だなぁと。

 ところが周りがあまりにも騒ぎ出したっていうかお子様らが騒ぎ出したんでようやく事の真相を理解。ここの東映はビルの5階にあったんでどうやら普通の場所よりも揺れは大きいらしい。そしてようやく焦り始める自分。

 これは地震だ!そう言えば演出にしてはやけに揺れが大きいじゃないか!なんてこった!いやだ!だれか!ヘルプミー!こんなとこで死ぬなんて嫌です神様!チビッコの中に大きなお兄さんが1人で死ぬなんて浮きすぎです!浮きすぎ!っていうかナミさんの裏用えっちな絵とか残したままやんけぇぇ!←きゃあ!

 そんな言葉にはできない心の叫びが手伝ってか気分は余計に焦りまくる。寿命だっていくらか縮んだことでしょう。ようやく揺れの方が落ち着き始め、チビッコらの騒ぎもおさまり始めました。そして何事も無かったかのようにみんな放映を見始めたのです。

 後日、友達と会うと必ずと言っていいほどこの地震の話題になって「その時どこにいた?」と聞かれるんですが、言えません・・・間違っても「(ナミさん見るために)東映でONEPIECEの映画見てたよ」なんて言えませんっ!


 あー怖かった。




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