001/The way to Myanmar 2000
往復18キロの距離をレンタルバイク(チャリ)で疾走し、
黄金のパゴダを見に行きました。
汗だくで息を切らす私はたちまち売店のおばちゃんたちの
熱烈な呼び込みにとり囲まれ
50チャットで冷たい水を一本買いました。
パコダの頂上には必ず、風が吹くと自然に鳴るように
小さな鐘がいくつも取り付けられており
風が吹くと、それはそれはよい音がするのです。
暑さは人の神経を昂ぶらせ、あらゆる災いのもととなり
逆に涼しさは人を癒すので、よいものの象徴とされるミャンマーで
私は身を持ってその意味を知りました。
水が喉を通るときのきーんとした痛い感じと
風が首の横を抜ける心地よさをたのしみつつ
根っこが生えたようにそこから動きたくなくなり
いつまでもその涼しい音を聞いていたい。
そういう風に目を閉じてるところに
目ざとく物売りのコドモが私を射程距離内に定めたらしく
確実な足取りですたすたやってくるのが見えたとき
用事を思い出したふりをして立ち上がるときの
歩き出すときのものすごく惜しい感じや
舌打ちしたくなるような、よい時間。■
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後から思い出すのは、そういう風景です。
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これは2000年夏、私がまだ会社員だった頃
休暇をとることがおおげさでなくちょっとした罪とされていたものすごい会社で
新人のくせに無理矢理10日間の休暇を取ってミャンマーに行ったときの記録です。
(当時作成した旅行記を一部書き直しの上、アップロードしたものです。2003.09.20update)
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