
南風という予報に基づいて新港パークに直行してみると、風は東やや北寄りから吹いていた。 あまりよろしくない風向だが、夕刻より変わるであろうと信じて岸壁で一人時を過ごすことにした。
しばらく経過してから気がついたのだが、隣にいたご夫婦は昨年の「みなと祭国際花火大会」で隣り合わせた方達であった。 そのときは、「ご縁があったらまたお会いしましょう!」と言って別れたのだが、縁というものは本当にあるようだ。 打ち上げ開始までは、今年のみなと祭のビデオを見せていただき、話も弾んで楽しい時間となった。
待ち時間には日差しも出ていたが、打ち上げ時間に近づく頃には、東から低い雲が流れてきた。 振り返ると、ランドマークタワーの上半分が雲に隠れていた。 雲の高さはおよそ150m位であろう。
打ち上げが開始されてから、そこそこクリアに見えたのは最初の数発だけで、その後は雲にガードされ続けた大会となってしまった。 それぞれに見ごたえのある玉が打ち上げられているであろうことは想像できたが、雲中開花ではもったいない。 こうなると撮影も何もあったものではないが、花火師さん達の苦労を考えると、途中で帰ることは申し訳なくて出来ない。 大半の観覧客も、雲が移動してくれることを期待して動こうとしなかったが、一面を覆い尽くしていた灰色の雲は最後まで抜けることがなかった。
また来年も横浜においで! と神様が言っているのかな。
帰り道は桜木町駅には向かわず、遠回りだが空いていると思われる横浜駅まで散歩のお時間。 しかし思ったよりも人が多く、長距離を歩く人たちの歩みは遅い。 4車線+両サイドの歩道を埋め尽くす人波を見ていたら、何故か鼠が海に向かって行進していく話を思い出してしまった。 流れに乗って歩くこと40分で横浜駅に到着したが、ふとした思いつきで京急で帰ることにした。 この判断が冴えていたようで、ホームに上るとすぐに空席の電車に乗れた。 初めて乗った京急の快特の座席配置はパリの地下鉄にそっくりだった。 いつものように東横線に乗っていたらこんな新たな発見は無かった、と考えたらなんだか楽しくなってきた。
今日もいい汗をかいてきたつもりだったが、家に帰って体重を量ったら少し増えていてショックだった。
カメラはMamiya645 ProTL、レンズは150mm、55〜110mmを持参。(少し使用)