
足立の花火大会は初見参であったが、今年から打ち上げ業者が変更されたことをWebで知った。 過去の花火写真もまたWeb上で見させていただいており、撮影イメージを膨らませていただけに、どのように変わるのか...期待を抱きながら東武鉄道に乗ったのである。
打ち上げ場所となる荒川は、以前は荒川放水路と呼ばれていたような気がする。 それに、かの昔は車窓から見える風景が彼方まで開けていた。 千住のお化け煙突がなくなった代わりに、今は高層ビルが目立つようになっている。 自分が見てきた半世紀の間ではこれらの変遷も当然のことかもしれない、と考えながら5時半頃に小菅駅で下車し、風向きを確認しながら観覧会場に入る。
6時に雷が上がった直後、「天候が良く、安全が確認できたので、○○○での観覧が可能となります!」とアナウンスされていた。 ここまで気を使った運営は初めてお目にかかったが、慎重であるに越したことはない。
花火自体は4部構成とのこと。 地上5ヵ所とその両サイド外側の台船2隻から、どのように打ち上げられるのかがまったく予測できなかったが、川の北岸で正面近くからの撮影と決めた。
風向も横から追い風に変わり、好条件での撮影ではあったが、手持ちのレンズでは撮影場所が少々近すぎたようだった。 メロディースターマインの構図を優先で選んだため、台船からの単発打ちは目一杯のはみ出し状態。 後ろの土手上まで引くか、左右のどちらかに振る方がよさそうであった。 楽をしたければ階段状の護岸からの腰掛撮影が最適かもしれない。
錦点滅菊の煌きとパステルブルーの芯のコントラストは美しかったし、小玉ながら紅蜂、緑蜂も数が重なるとなかなか良かった。
久しぶりにクリアな空に打ち上げられる数々の花火の発色はとても鮮やかであった。
そして、ナイアガラ・音楽花火、パステルカラーの花火... 近すぎた撮影場所を後悔しつつも、逆に迫力を感じ取ることができた。
終了後は梅島駅から上り電車に乗ったが空席があった。 そして、小菅駅から花火帰りの人たちが乗り込んできた後でも、思ったほどの混雑ではなかった。 いつもは大混雑の電車内にカメラバッグと三脚を持ち込むことに気が引けるのだが、今回はどこに行ってものんびり&ゆったりの花火見物であった。 極楽極楽!
カメラはMamiya645 ProTL、レンズは45mmを使用。